元貴乃花親方、輪島さんを追悼…「大切な思い出をいつまでも心に」

 日本相撲協会を1日付で退職した元貴乃花親方の花田光司氏(46)が10日、「貴乃花応援会」のホームページで8日に70歳で死去した元横綱輪島の輪島大士=本名輪島博=さんへの哀悼の思いを記した。父の元大関貴ノ花の花田満氏と仲の良かった輪島さんが、自宅に遊びに来ていたと振り返り「大きな大きな背中の輪島のおじちゃんとの大切な思い出を、いつまでも心にしまっておきたいと思います」とつづった。輪島さんの葬儀・告別式は、15日午前10時から東京都港区南青山2の33の20、青山葬儀所で執り行われる。喪主は妻・留美(るみ)さん。

 幼い頃の楽しい思い出があふれ出た。若い頃から父と仲がよかった輪島さんは、子どもの頃から自宅を訪れていたという。元貴乃花親方は「夜に突然来られてあっという間に残り香を遺して帰られるような輪島さんは、私の子どもの頃の記憶を辿ると、宇宙人みたいな、それこそ天孫降臨されたような方でした」と、鮮明な思い出とともに追悼した。

 父やその師匠からも輪島さんがいかに愛された存在だったかを聞いていた。故人の人柄だけでなく、力士として卓越した技術を持っていたことも改めて回顧した。

 「黄金の左」と呼ばれた輪島さんの左差しの攻めに「大相撲の時代を作った輪島さんの黄金の左下手は天才です」と最大級の敬意を表した。また、父の残した「輪島は黄金の左下手といわれるがそれは違う、左を差した時の右からのおっつけが強かった」という言葉を紹介し、「黄金の左下手には、そんな秘訣がありました」とたたえた。

 最後の対面は、輪島さんが「輪湖時代」をともにつくったライバル、日本相撲協会の北の湖前理事長(元横綱)と対談した際に、あいさつをした時だという。「その時は、声帯の手術と治療をされていると聞きましたが、かすれながらに『こうじ、こうじ』と、元気にお声がけ頂いたことが思い出されます」と懐かしんだ。

 父、敬愛していた北の湖理事長、そして幼い頃からかわいがってくれた輪島さん。みんな天国へと旅立った。角界を去った今、元貴乃花親方はすべての思い出を宝物のようにつづった。追悼文の最後は「大きな大きな背中の輪島のおじちゃんとの大切な思い出を、いつまでも心にしまっておきたいと思います」と締めくくった。

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