全勝は栃ノ心、2横綱が1敗で追う 夏場所V争い 遠藤は負け越し
「大相撲夏場所・11日目」(23日、両国国技館)
優勝争いをリードする関脇栃ノ心(春日野)は、前頭五枚目琴奨菊(佐渡ヶ嶽)と対戦。過去の対戦成績7勝24敗と分の悪い相手を上手投げで下し、全勝を守った。
1敗で栃ノ心を追っていた鶴竜(井筒)、白鵬(宮城野)の両横綱も白星で続いた。
鶴竜は、過去の対戦成績3勝3敗と五分の小結御嶽海(出羽海)を土俵際のはたき込みで逆転勝ち。薄氷の勝利で1敗を守った。
白鵬は、前頭四枚目正代(時津風)を問題にせず、寄り切りで10勝目を挙げた。
ほかの上位陣では、関脇逸ノ城(湊)が前頭四枚目千代大龍(九重)を送り出しで破り、7勝目を挙げ、3連勝で勝ち越しに王手。
小結遠藤(追手風)は、前頭筆頭玉鷲(片男波)に突き出しで敗れ、3勝6敗2休で昨年名古屋場所以来の負け越し。