宮原知子、視線はあくまで五輪 GPファイナルは「場数を踏むせっかくの機会」
フィギュアスケート・GPファイナルの公式練習が6日、名古屋市の日本ガイシホールで行われた。女子は先月のスケートアメリカで優勝した宮原知子(19)=関大=とファイナル初出場の樋口新葉(16)=東京・日本橋女学館高=が最終調整を行った。フリー曲「蝶々夫人」を通して演技した宮原は、3回転の連続ジャンプを決めるなど仕上がりのよさをアピールした。
ファイナルでは2015、16年に銀メダルを獲得しているが、今回は世界女王のエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)の故障欠場で補欠からの繰り上げ出場。今季は左股関節の疲労骨折の影響で「試合数が少ない。場数を踏むせっかくの機会」と言い、あくまで平昌五輪出場権がかかる今月末の全日本選手権(東京)へのステップと位置付ける。
スケートアメリカ後に現地で振り付けの手直しを行い、2日前に帰国したばかり。振り付けについては「フリーの後半のステップが変わっている」と明かした。「緊張感を感じるのが大事。(試合は)一発の集中力が高められる」と臨戦態勢は整った。女子は8日にSP、9日にフリーが行われる。



