紀平梨花、ライバル全員ロシア選手も…「自分に集中」 3回転半は順調

公式練習で調整する紀平梨花=日本ガイシホール(撮影・高部洋祐)
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 フィギュアスケート・ジュニアGPファイナルの公式練習が6日、名古屋市の日本ガイシホールで行われた。女子の全日本ジュニア覇者、紀平梨花(15)=関大KFSC=は大技のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を5度成功させるなど、順調な仕上がりを見せた。先月の西日本ジュニア、全日本ジュニア選手権のフリーでは3回転半を2本入れるプログラムに成功しており、今大会でも強豪ロシア勢の中で上位を狙っている。

 フリー曲をかけた練習ではトリプルアクセルで2度失敗したが、前後の練習では3回転トーループをつけるコンビネーションも2度成功させ「後半に(感覚を)つかんできた」と手応えを口にした。6人の出場選手中5人はロシア選手という中でも「自分のことに集中しないといけないと思った」と臆することはない。

 フリーで3回転半-3回転トーループの連続ジャンプに成功すれば、国際スケート連盟(ISU)公認試合で女子初となる。それでも紀平はまず足元を見据える。「ショートプログラム(SP)さえできればという気持ち。SPは絶対に外さない」と7日のSPに照準を合わせていた。

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