ナダルV!サウスポー完全復活「特別な1年に」四大大会16個目のタイトル掴んだ

 「テニス・全米OP」(10日、ニューヨーク)

 男子シングルス決勝で第1シードのラファエル・ナダル(31)=スペイン=が第28シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)を6-3、6-3、6-4で退けて4年ぶり3度目の制覇を果たした。ロジャー・フェデラー(スイス)の19勝に次ぐ四大大会歴代2位の16勝目で優勝賞金370万ドル(約4億円)を獲得。アンダーソンは南アフリカ勢で36年ぶりの四大大会制覇はならなかった。

 ナダルはスピンの効いた力強いショットに加え、積極的なネットプレーでポイントを量産した。四大大会で16個目のタイトルに「この2週間でテニスのレベルも上がり、自信も増した。特別な1年になった」と喜んだ。

 深く下がった位置でリターンし、アンダーソンの最速220キロ近い高速サーブを攻略した。相手の返球が浅くなると前へ詰めて勝負し、合計16度のネットプレーで全て得点。長いラリーだけでなく、ハードコートで速いテニスも展開して“ニューナダル”の戦術を披露し「しつこく返球し、正しいプレーができた」と誇った。

 近年は左手首のけがなどに苦しんだが「故障がなければ勝てる」と言い聞かせてきた。今季の四大大会で36歳のフェデラーとタイトルを二つずつ分け合ったサウスポーが完全復活を印象づけた。

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