芳田、悔しい銀メダル 決勝で13分激闘も及ばす…
「柔道・世界選手権」(30日、ブダペスト)
女子57キロ級で世界ランク2位の芳田司(21)=コマツ=は2位。女子はここまで出場5選手が全員メダルを獲得した。
言い訳はせず、現実を正面から受け止めた。女子57キロ級に初出場の芳田は決勝で約13分の激闘の末に敗れて銀メダル。普段は左組みの相手の右からの投げに沈み、「最後に海外選手の強いところが出てしまう。それが自分の弱さ」と声を震わせた。
京都市出身で8歳から柔道を始め、神奈川・相原中、福岡・敬愛高と強豪を渡り歩いた。21歳の夏に苦い思いを味わったブダペストも、3年後の東京五輪への通過点。「たくさん課題はあるが、2020年まで時間がある。この悔しさは忘れない」と最終目標を見据えた。