柔道男子3階級連続金メダル、遅咲き26歳・橋本が初V
「柔道・世界選手権」(30日、ブダペスト)
男子73キロ級が行われ、初出場の橋本壮市(26)=パーク24=が金メダルを獲得した。決勝は、リオデジャネイロ五輪銀メダルのオルジョイ(アゼルバイジャン)を延長戦の末に技有りを奪って優勢勝ちした。これで男子は3階級連続で金メダルとなった。
遅咲きの26歳が初の世界一に輝いた。この階級で君臨してきた、同学年のライバルでリオ五輪金メダルの大野将平(旭化成)は休養中。その間、橋本は昨年4月のアジア選手権から国際大会7連勝で、世界ランク1位に上りつめるなど、五輪王者の背中を猛追してきた。
ようやく世界で頂点に立ち、大野の背中を視界に捉えた。「同じ目線ではないが、やっと(大野と対等に)戦えると思ってる。しっかり五輪王者を食って、2020年は僕が五輪で優勝できるようにしたい」と力を込めた。
◆橋本壮市(はしもと・そういち)1991年8月24日、静岡県出身。東海大相模中、東海大相模高、東海大と進み、現在はパーク24所属。右組みで、得意技は袖釣り込み腰、背負い投げ。170センチ。