鶴竜、若手への苦言続く、大栄翔に全勝「稽古をしていないよね」

 大相撲の春巡業は21日、茨城県水戸市で行われ、横綱鶴竜(31)=井筒=はまたも若手に苦言を呈した。今巡業では「言うべきことを言っていく」と“ご意見番”役を請け負っているが、ぼやきは止まらなかった。

 稽古では平幕大栄翔(23)=追手風=を指名し三番稽古。「身長の小さい相手とやりたかった。突っ張りとかね。上がってきた期待も込めてね」と、先場所11勝を挙げた伸び盛りに、今巡業2度目の胸を出した。

 だが、11番取って危ない場面もなく全勝。「稽古をしていないよね。突っ張って自分の相撲を取ればいいのに。自分を試す場所と思うのに。気を使っているのか…。若手の全員じゃないけど、パッと力を抜いたりとか。パパっとやられておけばいいと思っているのかな」と、前回同様に全く物足らなかった。

 自身が若手の頃は元横綱朝青龍、横綱白鵬を相手にがむしゃらにぶつかった。「稽古を付けてもらうのが大事。巡業で明確に力を発揮しないと」と巡業こそ力を蓄える時期と強調した。十両安美錦(38)=伊勢ケ浜、里山(35)=尾上=も元気に稽古を行う中、「何とも思わないのかな…」とため息だった。

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