「バレーボール女子・ワールドグランプリ・リオデジャネイロ大会」（９日、リオデジャネイロ）

　開幕し、五輪出場を決めている日本は、同じく五輪に出るセルビアに３－０で快勝した。古賀紗理那（ＮＥＣ）の強打などで第１セットを３１－２９と競り勝つと、続く２セットを連取した。古賀はチーム最多の２０得点。日本が入る上位グループは１２チームが参加し、１次リーグで９試合を戦う。７月にバンコクで行われる決勝リーグには開催国タイなど６チームが進む。

　５月の五輪世界最終予選で不調だった古賀が魅せた。フェイントを織り交ぜながら広角に打ち分け、チーム最多２０得点。古賀らしいネット際の駆け引きを見せ「相手が嫌がることを入れながら打てたのは良かった」と振り返った。ワールドＧＰは五輪に出場する１２人を選考する場でもある。今大会チーム最年少の２０歳は「そこは意識していない。自分のプレーができたらいい」と冷静だった。