卓球日本男子39年ぶり決勝!水谷2勝
「卓球世界選手権・団体戦」(5日、クアラルンプール)
準決勝が行われ、世界ランク3位の日本男子は、エースの水谷隼(26)=ビーコン・ラボ=が2勝する活躍などで、同16位のイングランドに3-1で勝って、1977年バーミンガム大会(英国)以来39年ぶりの決勝に進出し、銀メダル以上が確定した。6日の決勝で8連覇を狙う中国と対戦し、69年ミュンヘン大会以来の優勝を目指す。4日に2大会連続の決勝進出を決めた日本女子の6日の決勝の相手は中国に決まった。日本の男女がともに決勝に進んだのは、71年名古屋大会以来。
日本男子が長く閉ざされていた扉を開けた。水谷が第1、4試合で2勝を挙げ、世界一を争う舞台に導いた。39年ぶりの決勝進出の立役者は「世界で勝ち続けてきた中国に、僕たちが歴史を変えられるように頑張る」と気勢を上げた。
第1試合では得意のサーブで揺さぶり、実力差を示した。だが、第4試合は相手のエース、ピッチフォードの思い切ったプレーに押され、0-2の劣勢に追い込まれた。そこから後陣で粘り抜き3ゲームを連取した。
日本男子の躍進は、日本協会が2000年代初めから取り組んだ若年層育成の成果でもある。象徴的なのは02年から始まった小学生を対象とした研修合宿で、水谷は1期生に当たる。その背中を追うように22歳の吉村や21歳の丹羽らの若手が次々と台頭した。
転機となったのは、13位と惨敗した01年世界選手権団体戦大阪大会。当時の日本は両ハンドを使いこなす世界の潮流から遅れ、フォアが主体の選手が多かった。世界で戦える選手を育てるためには、小学生年代での技術習得が急務だった。
69年ミュンヘン大会以来の団体戦世界一へ、水谷は「舞台は整った」と言い切った。長く、険しい道を乗り越え、ついに世界最強の中国への挑戦権を獲得した。




