卓球男子39年ぶり決勝で厳しい現実

 「卓球世界選手権・男子団体戦」(6日、クアラルンプール)

 日本は前回東京大会に続いて決勝に進出した女子、77年バーミンガム大会(英国)以来39年ぶりに決勝へ進んだ男子がともに中国に0-3で敗れた。男子は69年ミュンヘン大会以来の優勝はならず、中国が8連覇。水谷隼(ビーコン・ラボ)吉村真晴(愛知工大)大島祐哉(早大)が出場したが完敗した。

 39年ぶりにたどり着いた決勝の舞台で日本男子は世界の頂点との差を痛感させられた。「新たな歴史をつくりたい」と意気込んだエース水谷は第1試合で世界ランク3位の許キンに完敗。中国のパワーと技術に歯が立たなかった。

 会場は赤と白のTシャツを着た中国ファンで埋め尽くされた。相手の得点のたびに沸く敵地の雰囲気の中、若手の吉村、大島も世界王者の馬龍、五輪覇者の張継科に懸命に食い下がったが、「王国」中国に隙はなかった。

 「リオ五輪につながる一戦」と位置づけた決勝。日本協会の育成システムで実力をつけた粒ぞろいの世代で挑んだが、世界一はまだ遠かった。倉嶋監督は「選手は頑張ってくれたが、今は負けて悔しい」と無念そうに話した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス