沙羅13勝 総合V決定後も大ジャンプ

 「スキー・W杯ジャンプ女子」(27日、アルマトイ)

 個人第16戦が行われ、既に2季ぶり3度目の個人総合優勝を決めている高梨沙羅(19)=クラレ=が合計252・6点で2連勝し、今季13勝目、通算43勝目を挙げた。1回目に101メートルを飛んで首位に立ち、2回目も最長不倒の103メートルをマークする完勝だった。岩渕香里(松本大)は18位。伊藤有希(土屋ホーム)は2回目に進めず31位に終わった。

 19日の第15戦で個人総合優勝を確定した高梨が100メートルを越える大ジャンプをそろえ、もはや“指定席”となった表彰台の真ん中に立った。

 2回とも「(踏み切りの)タイミングが遅れてしまった」と納得のいく飛躍ではなかった。それでも「リカバーはできた」と空中での微調整で飛距離を伸ばし、圧勝に結びつけた。

 2シーズンぶりのW杯女王返り咲きを決めて最初の試合。タイトルの実感について「ピークは決まった瞬間。今はだんだん落ち着いてきている」と既に平常心を取り戻した。今季最大の目標を達成しても「W杯は一戦一戦大事な試合」と言い、勝利と理想の飛躍の追求へ、意欲が衰えることはない。

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