ジョコが6度目の決勝進出決める

 「テニス・全豪オープン」(28日、メルボルン)

 シングルス準決勝で男子は第1シードのノバク・ジョコビッチ(28)=セルビア=が第3シードのロジャー・フェデラー(34)=スイス=に6-1、6-2、3-6、6-3で勝ち、2年連続6度目の決勝進出を果たした。全豪を過去に5度制したジョコビッチの四大大会の決勝進出は歴代3位に並ぶ通算19度目。29日に行われる、アンディ・マリー(英国)とミロシュ・ラオニッチ(カナダ)の準決勝の勝者と31日に戦う。

 世界ナンバーワンの実力をあらためて知らしめた。ジョコビッチは22勝22敗で迎えたフェデラーとの45度目の対決を正確かつバリエーション豊かなショットで制した。勝利を決めると両腕を突き上げて喜びを表現した前回王者は「いま私はキャリアの頂点にいる」と胸を張った。

 「信じられないぐらい」と自賛するように、ほぼ完璧な出来で2セットを連取した。第3セットはショットの精度を上げた相手に奪われたが、第4セットは切り替えた。4-3で迎えた第8ゲームの30-40のブレークチャンスで、鮮やかなリターンをフェデラーが返せず、試合の行方を決定付けた。

 約10年前にジョコビッチが世界の舞台に台頭してきた当時、王座を競っていたのがフェデラーとナダル(スペイン)だった。この2人が「今の自分をつくってくれた」と言う。ライバルとの激闘の中で成長し、現在の絶対的な地位を築いた。

 4回戦での約4時間半の激闘や、錦織(日清食品)戦もクリアし、1968年のオープン化以降では全豪の男子単独最多となる6度目の決勝に進んだ。「素晴らしい試合になる」と自信をみなぎらせた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス