田代、持ち味発揮で女子63キロ級銅
「柔道世界選手権・第4日」(28日、チェリャビンスク)
女子63キロ級で田代未来(20)=コマツ=は準決勝で昨年覇者のヤーデン・ジェルビ(イスラエル)に上四方固めで一本負けしたが、3位決定戦で一本勝ちして銅メダルを獲得した。男子81キロ級で初出場の永瀬貴規(20)=筑波大=は準々決勝で昨年準優勝の世界ランキング1位、アフタンディリ・チリキシビリ(グルジア)に敗れた。敗者復活戦を突破したが、3位決定戦で屈して5位だった。日本は第3日まで連日、男女で計4個の金メダルを獲得したが、今大会で初めて頂点を逃した。
田代が初めて挑んだ世界選手権で銅メダルを手にした。3位決定戦を落ち着いて寝技で制し、女子63キロ級で日本にとって2大会ぶりの表彰台だ。今回は国内の先輩よりも実績で劣りながら、若さと積極性が評価されて代表入りした。「自分の柔道を全て出し切れば結果はついてくる」。社会人2年生が新風を吹かせた。





