中矢、気概で3年ぶり2度目の金メダル

 「柔道世界選手権・第3日」(27日、チェリャビンスク)

 女子57キロ級は宇高菜絵(29)=コマツ=が初の金メダルを獲得し、男子73キロ級では中矢力(25)=ALSOK=が3年ぶり2度目の頂点に立った。女子57キロ級でロンドン五輪金メダリストの松本薫(26)=フォーリーフジャパン=は2回戦でマルティ・マロイ(米国)に一本負け。男子73キロ級で2連覇を狙った大野将平(旭化成)は4回戦で李栄淮(韓国)に一本負けした。

 ロンドン五輪銀メダリストの中矢が、3年ぶりに頂点に駆け上がった。4回戦で昨年覇者の大野が敗れた直後。中国選手をわずか19秒、豪快な一本背負い投げで退けた。「日本に世界チャンピオンがいるから、すごく刺激になる。合宿でも(大野)将平をずっと意識して見ている」との執念を見せつけた。

 準々決勝はアゼルバイジャン選手に指導でリードされながら、残り約40秒に払い腰で有効。昨年は準々決勝で一本負けし、脳振とうで病院送りになった。「何としてでも世界チャンピオンに戻る」との気概で鬼門を突破し、この階級で日本勢4連覇を成し遂げた。

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