ウルフ松本2回戦敗退「怖いと思った」

 「柔道世界選手権・第3日」(27日、チェリャビンスク)

 女子57キロ級でロンドン五輪金メダリストの松本薫(26)=フォーリーフジャパン=は2回戦でマルティ・マロイ(米国)に一本負け。

 完全復活を告げるはずの大舞台は、たった2試合で終わった。松本にとっては五輪以来となる、世界一を決める闘いで敗れ「攻めていて怖いと思った。初めての感覚」と漏らした。

 惨敗だった。開始早々に倒され、マロイの十字固めに右腕が悲鳴を上げた。10秒近くもがいたものの、たまらず「参った」。24秒で畳を下り、激痛に顔をゆがめた。

 関節技を得意とする相手の術中にはまった。「腕が折れるまで我慢しようと思ったが、折れたら(復帰に)時間がかかる。負けを認めるしかなかった」と話す。本人によると、布でつった右肘は靱帯損傷との見立てだ。

 五輪後は右肘の手術などで戦列を離れ、年明けから本格的に復帰。国際大会2試合を制したが、世界選手権は厳しかった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス