錦織、ナダル追い込むも腰痛悪化で準V

 「マドリード・オープン」(11日、マドリード)

 男子シングルス決勝で世界ランク12位の錦織圭(24)=日清食品=が同1位のラファエル・ナダル(スペイン)と対戦し、6‐2、4‐6で迎えた最終セットを0‐3とされたところで腰の痛みのために棄権し、男女を通じて日本選手初となるツアー出場2大会連続優勝を逃した。錦織は12日発表の世界ランクで日本男子初のトップ10入りとなる9位に浮上する。

 あと2ゲームを奪えば金星を挙げられた。錦織は第2セット途中で突然、痛めていた腰の状態を悪化させた。無念の途中棄権に「けがをしていなければ勝てていた自信もあった」と、顔をタオルにうずめた。

 第1セットを6‐2で奪い第2セットも4‐2とリードした後の第7ゲームで体が悲鳴を上げた。治療を受けたが第7ゲームからは1ゲームも奪えなかった。

 「クレーで一番強い選手にあそこまで攻めきれたことは、今後の自信になる」。次戦に予定したイタリア国際は欠場し、25日開幕の四大大会第2戦、全仏での復活を期す。

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