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カーママ小笠原＆船山が涙の代表切符

2013年9月18日

　ソチ五輪世界最終予選出場を決め、客席にガッツポーズする北海道銀行の（左から）船山、小野寺、小笠原、苫米地（撮影・内山田正夫）

　トリノ五輪後に現役を引退。“元祖カーリング娘”が結婚、出産を経て、“カーリングママ”となって２大会ぶりの五輪への挑戦権をもぎ取った。

　「詰まっていたものがあふれ出ちゃって…」。１０年バンクーバー五輪はテレビで観戦し、闘志に再び火がついた。１０年１１月に現役復帰。しかし、３年間は決して楽な道のりではなかった。

　チーム編成では中京大で陸上をしていた旧常呂町出身の小野寺をスカウトするなど奔走。自らカナダに出向き、チーム青森時代のコーチだったフジコーチを招へいした。しかし、選手としての勘はなかなか戻らず、昨年１月の日本選手権では自らの不振で４位に終わった。「復帰を後悔したこともあった」といい、家族と過ごす時間も大きく減った。

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