ＷＢＣ（ワールド・ベースボール・クラシック）で３大会ぶり３度目の世界一を奪還した栗山英樹監督ら野球日本代表「侍ジャパン」が２３日、成田空港着のチャーター機で米・マイアミから凱旋（がいせん）帰国し、成田市内で記者会見に臨んだ。

　米国との決勝戦ではソロ本塁打を放つなど世界一に貢献した岡本和真内野手は「すごく自分としてもいい経験になりましたし、いろんな感情にもなった。このメンバーで優勝できてうれしかった」と大会を振り返った。

　その後、報道陣から「全勝での世界一になったが、満足行く結果か。自身にとってどんな大会になったのか」との質問が。「まず岡本選手」と振られると「自分……え、僕？」とタジタジ。「自分自身、野球ってこんなに面白かったんだなあと思いました」と短く答えたが、栗山監督は手で口を覆って笑顔を浮かべ、ナインからも笑いが起きていた。