マー君、ジ軍戦で世界一へ仕上げ

 WBC日本代表が13日(日本時間14日)、米アリゾナ州スコッツデールで決勝ラウンドへ向けて始動した。

 田中(楽天)が14日(日本時間15日)のジャイアンツ戦に先発する。米アリゾナ州スコッツデールで練習し、「明日は調整というのは難しいが、しっかりと自分のペースで投げたい」と意気込んだ。

 日本ではドームで登板していたが、米国ではジャイアンツ戦も決勝ラウンドも屋外球場と環境が変わる。田中が「前回の大会でも、ここで投げていて、その時は点を取られている」と振り返ったように、気温や湿度によってWBC球の感触にも狂いが生じるため、対応ができるかが重要なポイント。登板は2イニングだが、今後に向けて貴重な実戦の場となりそうだ。

 17日(同18日)の準決勝の先発は前田に内定。勝利した場合、3連覇のかかる決勝は田中に託す方針だ。山本監督は、明日の登板が判断材料になるかと聞かれ、「判断なんか今ごろするか?非常に状態はいいんじゃないの。徐々に上がってきたからね」と、厚い信頼を寄せた。

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