鳥谷起爆弾で米国切符!侍6発コールド

 「WBC・2次ラウンド1組2回戦、オランダ4‐16日本」(10日、東京ド)

 いざ、米国へ‐。日本がオランダに七回コールド勝ちし、米サンフランシスコで行われる準決勝に進出した。初回に今大会初めて1番に座った鳥谷敬内野手(31)の先頭打者本塁打で1点を先制。これを起爆剤に、WBC日本最多の1試合6本塁打、先発全員の17安打、16得点の猛攻を見せた。3大会連続の頂点へ、侍たちが大きく前進した。

 快音が響く。夢を乗せた白球が人波に消える。一気に流れを呼び込んだ電光石火の一撃。サンフランシスコにつながるアーチがかかった。打ったのは鳥谷だ。オランダナインがぼう然と立ち尽くす中、一人でダイヤモンドを走り、拍手と大歓声を一身で受け止めた。

 「先に点を取りたいというのがあって、ホームランで入って良かった。特に先頭だからというのはないですが、塁に出たいとは考えてました」

 プレーボールの瞬間から、わずか2球目に披露したショータイムだ。1ストライクからの直球を振り抜くと、一直線に伸びた打球は右翼席へ。先制のホームを踏みしめ、沸き上がる一塁ベンチで仲間からのハイタッチに笑顔で応えた。

 WBC初安打での初本塁打が、チームの大会初アーチ。侍ジャパンの先頭打者弾は、第1回大会の06年3月12日のアメリカ戦(2次ラウンド)でのイチロー以来のもの。記録的な一発が、その後の猛打ショーを導いた。

 「前回(台湾戦)に接戦の試合を取ってるので、先に点を取ればいけるんじゃないかというのは試合前からありました」

 二回は内川の3ランにつながる左翼線二塁打で出塁。1番打者が固まらずに苦しんだ日本打線にあって、初の1番での完ぺきな一発回答だ。アメリカ行きの切符をつかみ、そこに世界大会での「忘れ物」が待っている。

 「キューバとか、打球の速さとかが衝撃というかすごかったですね」

 大会前に思い起こしたのは、早大3年時に出場した02年のイタリアでの世界大学選手権。自身初の世界大会での衝撃と体に刻まれた悔しさ。ベストナインを受賞したが、準決勝でアメリカに敗れて銅メダルに終わった。

 「負けたんで(準決勝は)覚えてないんですよ」。悔しさから敗戦の記憶は残っていない。ただ、その後大学のチームメートから、大リーグの好守を集めたビデオを借り「野球に対する考え方が変わりました」と何度も食い入るように見た。世界に対して芽生えた向上心。次の戦いは準決勝。巡ってきた世界の舞台で、大学時代から消えたままの夢の続きも追う。

 台湾戦では決死の二盗で日本を救い、2試合続けて放った輝き。「もう1試合あるので、まずは勝って、いい形で行ってがんばりたい」。勢いは止まらない。見据えるのは勝利だけ。日本のために全てを捧げる。

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