広島・新井監督「うれしいです」ソフトバンク東浜の加入 投球映像とデータ直々チェック「十分1軍で通用」電話で伝言も
ソフトバンクの東浜巨投手(36)が広島に無償トレードで移籍することが6日、両球団から発表された。広島の新井貴浩監督(49)は通算76勝のベテランの加入を大歓迎。投手陣ではチーム最年長となる右腕が若鯉に与える好影響に期待し、1軍での活躍にも太鼓判を押した。福岡市のみずほペイペイドームで取材に応じた東浜は「選手として、またやらなきゃという思いになった」と意気込んだ。ソフトバンクの三笠ゼネラルマネジャー(GM)は、今季1軍登板がなかった功労者への配慮と支配下枠の両面からの決断と説明した。
実績十分のベテラン右腕の加入を受け、新井監督の頰が緩んだ。日南での秋季キャンプ2日目を終え、東浜の獲得について言及した指揮官。「うれしいです。彼とは電話で話して『楽しみに待っているよ』とは伝えた。会うのが楽しみ」と、心から歓迎した。
東浜は2017年に16勝を挙げて最多勝を獲得し、22年にはノーヒットノーランを達成するなど通算76勝の実績を誇るが、今季は1軍登板がなかった。それでも、アナリストから提供された2軍での投球映像やデータを指揮官が直々にチェックし「十分、1軍で通用するボールを投げている」と判断した。床田と森下が国内フリーエージェント(FA)権の行使を表明。去就が不透明なだけに、先発ローテーションの再構築が急務となるチームにとっても頼もしい補強となる。「期待しています」と、東浜の復活を心待ちにした。
36歳で迎える新天地では、大瀬良を超えて投手陣最年長となる。新井監督は「人柄も素晴らしいと聞いているし、いろんな経験をしている。うちは若い選手が多いので、手本になってくれる存在だと思う。遠慮することなくどんどん引っ張ってほしい」と、マウンド上だけでなく、経験豊かなベテランとしてのリーダーシップにも大きな期待を寄せた。
来季5年目の迎える新井カープ。3年連続Bクラスからの脱却へ向け、頼もしい存在がチームに加わった。
◇東浜 巨(ひがしはま・なお)1990年6月20日生まれ、沖縄県出身。36歳。182センチ、81キロ。右投げ右打ち。沖縄尚学3年センバツで優勝。亜大を経て12年度ドラフト1位でソフトバンク入団。17年には16勝を挙げ最多勝。今季はプロ入り後初めて1軍戦登板なしに終わった。
