広島・佐藤啓 意地の高橋宏斗撃ち 中京大中京時代の1学年後輩、3度目対決で中前初安打「真っすぐに振り負けないように」
「中日10-0広島」(21日、バンテリンドーム)
鮮やかにはじき返した。広島・佐藤啓介内野手が、高橋宏から初安打となる中前打を放つ。竜のエースは、中京大中京時代の1学年後輩。3度目の対決で、先輩の意地を見せつけた。
「とにかく、真っすぐに振り負けないようにと思って、打席に入っていきました」
三回だ。2死一塁で、カウント2-2から153キロ内角直球を振り抜いた。右腕の決め球であるスプリットやカットボールを警戒した上で、コンパクトなスイングで捉えた。その打撃に、好調さと執念がうかがえる。
入団時から高橋宏との対戦を熱望していた。7月31日の初対戦では、良い当たりをするものの二直。この日の初回は、空振り三振に倒れた。燃えるものがあった。
高橋宏は高校時代、2年時からエース。1学年先輩としては、頼もしい存在だった。今は共に弱肉強食の世界に生きる。「打席に入ったら関係ない。そこ(同門対決)は周りの同級生とかが楽しんでくれれば」。プロとして、勝負師の顔をのぞかせた。
9月は4本塁打を放つなど、長打力をアピール。1番での起用も多い。「一戦一戦、勝ちに向かって戦っていくことが今後にもつながっていく。勝ちに貢献できるようにプレーしていきたい」。CS出場の可能性が途絶えたが、結果を出し続けることが来季への糧となる。1打席も無駄にせず、貪欲に自らの力で未来を切り開いていく。
