広島・小園 侍ジャパン出場1試合に胸中「悔しかった」 大谷は「全部がえぐい」衝撃振り返りロス五輪「出たい」
WBC日本代表の小園海斗内野手(25)が17日、マツダで取材に応じ、2028年のロサンゼルス五輪出場に意欲を示した。WBCでの出場は1次リーグのチェコ戦のみ。チームも連覇を逃し、悔しさを味わった。2年半後の大舞台でも日の丸を背負い、次は主力選手としてグラウンドに立つ決意だ。
午前10時過ぎのマツダに、小園の姿があった。前日16日に米国マイアミから帰国し、その日のうちに帰広していた。「朝5時に目が覚めました」。時差ボケと戦いながらも、元気な姿でグラウンドを訪れ、投手指名練習中の床田や栗林らにあいさつした。
初めて出場したWBC。連覇を目指した日本の戦いは、準々決勝でベネズエラに敗れ終わった。小園は同戦の終盤にベンチで素振りなどをして代打出場に備えたものの、出場機会は訪れなかった。
出場は1試合のみ。1次リーグ最終戦のチェコ戦(東京ド)で先発出場し、3打数1安打だった。「(連覇を逃し)悔しかった。個人的にも試合に出られなくて、悔しかった」と偽らざる胸中を明かした。
日の丸を背負った1カ月で、代表への思いはさらに強くなった。「出られるなら出たい。そこに選ばれるように頑張りたい」。28年のロサンゼルス五輪で野球は復活する。28歳で迎える大舞台。中心選手としてグラウンドに立つ覚悟だ。
WBC出場は、世界のレベルを知り、自身の現在地を確認できた、貴重な時間になった。
ライブBP(実戦形式の打撃練習)では、ドジャースの大谷と2度対戦。左前打の打席があった一方で、カーブでバットをへし折られた。「全部がえぐい。手も足も出ない。レベルが違う」と当時の衝撃を振り返った。
カブスの鈴木には「日本のトップ選手がやっている、いろんな動きを見ておけよ」と助言を受けた。ベンチで過ごす時間が多かった今大会。試合に向けての体の動かし方や気持ちのつくり方などに目を凝らした。準備の大切さを再確認し、心に刻み込んだ。
昨年オフ、将来的なメジャー挑戦の夢を初めて明かした。多くのメジャーリーガーが自国の誇りを胸に本気で戦ったWBC。世界を肌で感じ「やってみたい気持ちはあるけど、そんなに簡単じゃない。侍ジャパンの試合にも出てない、まだまだな選手」。もっともっと大きな選手になると誓い、広島に戻ってきた。
18日から練習を再開し、20日のソフトバンク戦(ペイペイ)からチームに合流する。WBCを経て芽生えた自覚は、カープをけん引する大きな原動力。背番号5が、再び歩みを進める。




