広島 安仁屋宗八氏81歳健在1球斬り! 石原バッテリーコーチを投ゴロに「自分で自分のプレーに酔ったよ」 最後は胴上げ

 マウンドに上がり、思い切り腕を振る安仁屋氏(撮影・市尻達拡)
 紅白戦を勝利で終え、胴上げされる安仁屋氏
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 「カープ レジェンドゲーム2025・OB紅白戦、広島4-1カープ」(29日、マツダスタジアム)

 広島のOB総勢45人が大集結した「Carp Legend Game 2025」が29日、マツダスタジアムで行われた。マウンド上での姿は、とても81歳に見えなかった。力強い腕の振りと軽快な身のこなしに、ファンの視線が吸い寄せられていく。チーム「Hiroshima」の監督を務めたデイリースポーツ評論家・安仁屋宗八氏が一球入魂の投球で健在ぶりを披露。試合後は「疲れた」と切り出しつつ「1球投げただけで疲れたと言ってたら、ダメやね」と柔和な表情を見せた。

 出番は紅白戦の三回。投球練習の段階から小気味のいいテンポで投げ込み、先頭の石原バッテリーコーチとの対戦に臨んだ。初球、投前の鋭い打球に素早くグラブを出して投ゴロに料理。年齢を感じさせない好フィールディングに「自分で自分のプレーに酔ったよ」と自画自賛だった。

 「Carp Legend Game」の開催が決定してから、安仁屋氏は「朝6時ぐらいから、ピッチングをしていた」と明かす。公園で壁当てをしながら入念に肩をつくり、“本番”で詰めかけたファンに勇姿を届けた。

 試合前から「絶対負けない」と闘志を燃やし、宣言通りに白星。最終回のピンチでは、イニング途中から大野豊氏を投入して逃げ切った。最後はOBたちから3度、胴上げの祝福。「怖かった。アイツら、落とすんじゃないかと」と苦笑したが「みんながよう頑張ってくれた。やるからには負けちゃいけんからね」と満足げ。傘寿を超えたレジェンドが、広島での一大イベントを堪能した。

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