広島・新井監督、スピーチの真意明かす「優勝を目標にやっていくのは当然」 オーナー報告で決意新た「核となる選手を育てないといけない」

 広島・新井貴浩監督が8日、マツダスタジアムを訪れ、今季の結果を松田元オーナーに報告した。

 監督就任3年目の今季は59勝79敗5分け。球団では15年ぶりとなる借金20で、2年連続Bクラスの5位に沈んだ。オーナーに対しては「このような成績になって申し訳ないです」と報告したことを明らかにし、「期待しているので、来年も頑張ってくれ」と声をかけられたという。

 今季は7月に月間4勝16敗3分けで失速し、9月も6勝16敗で大きく負け越した。苦戦した中で、「投手も野手も核となる選手をしっかりと育てていかないといけないと感じましたね」と実感し、「辛抱強く」育てていく決意を新たにした。

 4日の今季最終戦後セレモニーでのスピーチでは「来年以降もこの苦しみは続いていくと思います。そこから逃げることなく、忍耐強く立ち向かっていきたいと思います」とスピーチし、球場はどよめいた。

 改めて、その言葉の真意を問われた指揮官は「私の言葉足らずで、ちょっと皆さまにはご心配をかけたかもしれないですけど」と切り出し、「優勝を目標にやっていくのは当然のことなので、そこに向かって、今シーズン以上に厳しい道のりになるかもしれないけど、絶対に頑張ります、優勝を目指しますという気持ちだった」と語った。

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