広島・高 18日初先発の阪神戦で虎封じ「内角を攻めきれないと抑えられない」 6試合中5試合でクオリティースタート
いざ、虎狩りじゃ!広島・高太一投手(24)が16日、マツダスタジアムで行われた投手指名練習に参加。先発予定の18日・阪神戦での好投を誓った。同戦の登板は自身初。「1番から9番まで気を抜かずに投げていければ」と力を込めた。
9月7日にNPB史上最速でリーグ優勝を決めた阪神は、2位を10ゲーム差以上離すなどリーグ内でも頭一つ抜けた存在。投打ともに穴が見当たらない強敵に対し、高も「攻守ともに隙がない」と警戒心を強める。
最大の脅威となるのが、リーグトップの456得点を誇る猛虎打線だ。左腕は「左(打者)の内角、右(打者)の内角ともに、しっかりそこを攻めきれないと抑えられない相手」と分析。続けて「コースや高さを間違えないように、基礎的なことを意識してやっていきたい」と、丁寧かつ攻めの投球で立ち向かっていく。
ここまで6試合中5試合でクオリティースタート(6回以上投げて自責点3以下)を達成。前回11日・巨人戦では初回に2点を失い、初めて球数が100球を超えたが、6回2失点と粘りの投球で試合をつくった。「状態が悪い試合でも自分で修正できたのは自信になったし、収穫かなと思います」と投げるたびに貴重な経験を積んでいる。
「今週はかなりいい状態で仕上がってる」と鼻息を荒くした高。勢いに乗る左腕が、虎の牙を封じる。





