広島が3連勝 約3カ月ぶりの本拠地デーゲームを快勝で飾る 奨成&ファビの1・2番コンビが躍動 常広は6回無失点で2勝目

 「広島5-0中日」(13日、マツダスタジアム)

 広島が快勝で3連勝。逆転でのCS進出へ、望みをつないだ。

 強力1・2番コンビが躍動した。まずは0-0の三回1死二、三塁の場面。1番・中村奨が高橋宏の154キロを捉えると、打球は前進守備の間を抜けて右前へ。2者が生還し、2点を先制した。

 2点リードの五回2死一塁では、2番・ファビアンが左中間席へ20試合ぶりとなる16号2ラン。打った瞬間に本塁打を確信したファビアンは、打球を見送りながらゆっくりと歩き出し、ベンチに向かってド派手なガッツポーズを繰り出した。

 高橋宏に対してチームは昨季から7連敗中。今季はここまで4試合で0勝4敗、防御率1・13と完璧に抑え込まれていた中、ようやく攻略に成功した。

 先発の常広は6回4安打無失点の好投で今季2勝目をマーク。これまでとはひと味違った“大人の投球”を披露した。初回から直球の球速は140キロ台前半がほとんど。それでもコーナーを丁寧に突く投球で凡打の山を築いた。四回2死一、二塁のピンチはボスラーを中飛。六回2死一、三塁では福永を二ゴロに打ち取り、要所を締めた。

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