広島・床田 プロ初!中4日で7日・阪神戦に出撃 CSへ負けられない 前回登板2回7失点のリベンジだ
広島・床田寛樹投手(30)がプロ初の中4日で7日・阪神戦(甲子園)に先発することが4日、決まった。新井監督が先発ローテの再編を明言した。床田は2日・DeNA戦で今季最短の2回7失点KOされたが、ここまでチーム最多9勝。CS進出へ向けて首位を走る虎狩りを託す。試合は六回降雨コールドで敗れ、3位・DeNAと2差に拡大。5日からの阪神3連戦で再浮上を目指す。
カード勝ち越しを狙った一戦は、降り注ぐ雨粒にさえぎられた。2度の降雨中断を挟み、午後9時21分に無念のコールド負けが決まった。3位・DeNAとのゲーム差は2に拡大。新井監督は「もちろん悔しいけど、天気が良くないことは分かっていた。相手も同じ条件でやっているので」と潔く敗戦を受け止めた。
5日からは舞台を甲子園に移して、阪神3連戦に臨む。相手は優勝へのマジックを4としているが、広島にとってはCSへ向けて負けられない試合が続く。指揮官は「(7日の)日曜日に行く。中4日で」と、床田を今季初の中4日で先発させると明かした。
床田は2日・DeNA戦に先発するも、今季最短の2回6安打7失点で降板。同戦の試合後には「いきなり打たれたので、次が大事になるとは思う。何とかまた初回、頑張れるようにできれば」と修正を誓っていた。
思わぬ乱調も、球数は54球だった。ここまでチームトップの9勝を挙げ、3年連続の2桁勝利に王手をかけている先発陣の軸。“中4日解禁”は、その安定感を生かせる起用になる。新井監督も「本人も悔しいだろうし、あのゲーム(2日)の最中に決めた。だから二回で代えた。彼には一つでも多く投げてもらいたいので」と今季終盤のフル回転に期待を寄せた。
通常、先発投手は登板2日後が休養日になるが、左腕はこの日の試合前練習に参加した。23年には9月26日・中日戦に先発して、中4日で10月1日・阪神戦に救援登板した。いずれも先発登板での中4日は、プロ入り初になる。
床田は昨年9月に5戦4敗。その経験を踏まえ「昨年も1勝もできなくて、しんどくなる時期。だけど、まずは次の阪神戦を全力で頑張ります」と気合を入れた。
5日の初戦は、森が先発。自己最多を更新する6勝をマークしている若鯉が先陣を切り、6日に先発予定の常広にバトンをつなぐ。常広は前回8月31日・ヤクルト戦で、4回10安打5失点でプロ初黒星を喫した。イニング、被安打、失点はいずれも自己ワーストだった。自身初の中5日で“変わり身”を示す。
チームは2カード連続の負け越しで、CS争いから一歩後退。Aクラス入りを懸けた勝負どころ。床田を含めた投手陣の奮起に期待がかかる。





