広島・高 田中将に投げ勝つ!13年日本S「テレビにかじりついて見てた」 28日先発「一番大事なのはチームの勝利」

 広島・高太一投手(24)が25日、大投手とのマッチアップを制して白星をつかむと誓った。28日・巨人戦(マツダ)に先発予定で、田中将との投げ合いが予想される。「対戦するのは巨人のバッター。そこは意識せず、巨人にしっかり勝つ。そこだけを頭に入れてやっていきたい」と相手打者との勝負に集中する。

 プロ入り初の巨人戦登板は、思いがけない巡り合わせになった。相手は日米通算199勝右腕。「(2013年の)楽天が日本一の時ですね。テレビにかじりついて見ていました。全部が圧倒的というか、真っすぐも速くてコントロールも良くて、変化球もキレキレ。『こんなピッチャー打てるわけない』とテレビ越しに思っていました」と、投球に目を奪われた少年時代を思い返した。

 もちろん、過剰な意識は禁物。それは本人も心得ている。「そういう投手と投げ合えるのはすごく光栄なことですが、あくまで今一番大事なのはチームの勝利。そこを優先して、チームに貢献できる投球をしていきたい」と強調した。

 ここまで3戦2勝。前回21日・DeNA戦は7回2失点で2勝目を挙げた。巨人は岡本、吉川が戦列に復帰し、リチャードも好調だ。左腕はこの日、マツダスタジアムで調整し「一発のある打者の前に、あまり走者を出さないように」と鍵を挙げた。羨望(せんぼう)のまなざしで見ていたのは、過去のこと。勝利だけにフォーカスして、価値ある1勝を持ち帰る。

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