広島 矢野の超絶守備にロッテの元エースもうなる「これぞプロ野球」俊足の高部と間一髪の勝負 交流戦首位タイ浮上につながる
「ロッテ2-6広島」(11日、ZOZOマリンスタジアム)
広島が今季両リーグ最長の4時間56分に及んだ熱戦を制し、交流戦首位タイに浮上。2-2の延長十二回1死満塁から矢野雅哉内野手(26)が勝ち越しの右前適時打。さらに大盛の中前適時打、小園の左犠飛、ファビアンの右前適時打で一挙4点を奪い、粘るロッテを振り切った。
息詰まる接戦となったゲーム。八回裏の守備では矢野が超絶プレーを見せていた。先頭の高部がたたきつけた打球は高く弾んで二遊間へ。ほぼ二塁ベース上だったが、素早くキャッチして予備動作がないまま一塁へ鋭い送球を投じた。
俊足の高部は間一髪でアウト。矢野はスローイング後にバランスが崩れて二塁の定位置前で転倒。敵地は大きな拍手に包まれ、解説を務めたロッテの元エース・清水直行氏も「これぞプロ野球」とうなったシーンだ。
その後、ハーンが連打を浴びていただけに、矢野の好プレーが無ければ勝ち越しを許していた可能性もある。それほど大きかったワンプレーだった。





