広島・坂倉「打つしかない」絶好調9号先制弾 5戦連続安打&3戦連続打点 新井監督も攻守に評価

 「巨人4-1広島」(21日、東京ドーム)

 鋭く振り抜いた打球が弾丸ライナーで右翼席に突き刺さると、広島・坂倉将吾捕手は右手を高々と突き上げた。緊迫した首位攻防戦。一振りで試合を動かした。

 「前の2打席でやられていたので、打つしかないと思って打席に入りました」

 両軍無得点で迎えた七回1死だ。カウント1-1からの3球目。グリフィンの失投を逃さなかった。真ん中に入った145キロを一閃(いっせん)。2試合ぶりの一発となる先制の9号ソロを放ち、沸き立つ左翼席の歓声を背に受け、ダイヤモンドを1周した。

 この日の一打で、5試合連続安打&3試合連続打点をマーク。打線の中でピカイチの存在感を放っている。「監督はじめスタッフのおかげ。スコアラーさんもそうですけど、後押ししてくれるので思い切りやれている」と周囲への感謝を口にしながら汗を拭った。

 ポイントゲッターになりつつある背番号31を新井監督は「きょうもいい本塁打だった。ずっといいスイングができている」と評価。リード面についても「トコ(床田)をよく引っ張っていた」と扇の要としての仕事ぶりにも言及し、合格点を与えた。

 先制弾で均衡を破ったが、チームは逆転負け。「甘くないですね」と開口一番、厳しい表情を浮かべた。「まだ30試合以上あるので、勝つために最善の準備をしたい」。白熱の首位争いの中、勝負強い打撃でチームを支えていく。

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