カープ森下 続投志願の術後最多121球 全9戦QS継続も2敗目喫して反省「守備が長くなった」
「広島0-2阪神」(5日、マツダスタジアム)
広島・森下暢仁投手(25)は右肘手術後、最多となる121球の熱投も実らず敗戦投手となった。
先頭の島田にプロ初本塁打となる先頭打者弾を食らいリズムを崩した。
三回には島田への四球から3連打に味方の失策で追加点を許すが、満塁のピンチも最少失点で切り抜け意地を見せた。それでもこの回だけで30球と球数を要したことが、長いイニングを投げられない要因となった。
五回終了時で106球。新井監督から交代を打診されるが、打順が回らなければ続投を志願した。
「言いました。意地でもっていうか、それが自分の仕事なんで。そうやって球数多く使ってしまったのも自分なんで、責任でもあるので、とにかく投げたいと思いました」
これで今季は9試合すべてで先発6回以上自責点3以下のクオリティースタート(QS)を継続している。悪くても試合を作れる安定感こそが、森下の真骨頂とも言える。それでもチームが勝てなければ満足感もない。
「球数もそうですし、走者を出してという試合展開。リズムよく投げることできず。守備が長くなってという感じだったので次は修正したいと思います」
悔しさを力に代えて次こそ勝利をつかみ取る。