巨人に強すぎ3戦3勝の広島アンダーソン 研究熱心&坂倉の好リードで快投「いい形で投げることができた」
「巨人2-7広島」(14日、東京ドーム)
新巨人キラーの誕生だ。広島のドリュー・アンダーソン投手(29)が7回1安打無失点の好投で2勝目。巨人戦は来日初登板となった昨年5月5日(マツダ)、前回登板の4月30日(東京ド)に続き3戦3勝。助っ投は「ジャイアンツに勝てることはすごくうれしい」と笑顔を見せた。
この日は150キロ超の直球は高めに、140キロ前後のチェンジアップ、カットボールを低めに集める投球で翻弄(ほんろう)した。
「しっかりとボールを後ろから押して、いい形で投げることができた。変化球も動いてくれた。あとはゾーンの低めに必要なときに投げることができた。それが結果につながったと思います」
研究熱心で知られる。テークバックを小さくしたり、フォークに挑戦したり。進化を目指して取り組む日々。坂倉の好リードもあり快投につなげた。
七回には無死二塁でプッシュバントを成功させて出塁。マクブルームの満塁弾へつなげた。
「投手として塁に出て、味方の打線がホームランを打ってくれることは過去に経験したことがない」
お立ち台では母の日にちなみ「ここにいる全てのお母さんに伝えたい。子どもたちを愛して人生を楽しんでください」とスピーチ。場内の感動を呼んだ。「ママは世界一のお母さんなんだ」とヒーローは自慢げに言った。



