カープ新井監督 新助っ人不振でも信じる デビッドソン7試合1安打も「慣れるまでは」起用明言

 「阪神6-1広島」(19日、甲子園球場)

 新井カープは左腕・大竹の前にわずか1得点で阪神に連敗。5カードぶりの負け越しで4位転落となった。特に新外国人デビッドソンは4打数無安打。4号を放った9日・巨人戦(マツダ)を最後に、23打数1安打の打率・043、12三振と極度の不振。それでも新井貴浩監督(46)は「慣れるまでは」と信じて起用を続けることを明言した。

 首位で乗り込んだ甲子園だったが、連敗で4位に転落した。

 左腕大竹の前に凡打の山を築いた。四回には1死から秋山が二塁打で出るもマクブルーム、西川は凡退。六回には2死一塁から秋山の場面で一走・野間がけん制死。なんとか足を使ってと、仕掛けたが失敗に終わった。

 新井監督は「(大竹は)制球が良かった。緩急もしっかり効いていたし、なかなか捕まえることができなかったですね。(けん制死は)こっちの指示なんで」と責めることはなかった。

 打てないときこそ、欲しいのが助っ人のバット。だが、マクブルームは九回に右前打を放っただけ、デビッドソンに至っては七回には1死一、三塁で変化球に合わせただけの二飛に倒れるなど、4打数無安打。9日・巨人戦でリーグトップの4号を放ったが、以降は7試合でわずか1安打と極端な不振に陥っている。

 迎打撃コーチは「真っすぐを弾けていない。タイミングの部分なのか、技術的なところの改善が必要なのか。対応をしていく時期なのかなと」と分析した。

 現状は6番で打線が分断される格好となっている。それでも指揮官は「慣れるまでは打席数が必要だと思っている。最初からそのつもり。思うような打席は出ていないけど、しっかり練習もして、取り組んでいる。(打順変更は)まだ考えてないです」と日本野球に慣れるまで信じて起用し続けることを明言した。

 三塁手の外国人助っ人といえば、2015年に日本ハムに加入したレアードは球宴まで打率1割台だったが、起用を続け、最終的には34本塁打を放ち、翌年には本塁打王に輝いた。新井監督もデビッドソンの長打力に可能性を感じるからこそ、今は我慢のときと信じる。

 だからといって負けてばかりはいられない。

 「もちろん!」

 力強く言い切った。ファイティングポーズは崩さない。全員でカバーし、負の流れを止める。

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