ドラ1斉藤 黒田流遠投で「感覚をフォームに」 日南Cで重要性説かれ志願の20分実践

 ブルペンで投げ込む斉藤
 黒田球団アドバイザー(左奥)が見る中、投げ込む=2月8日、日南
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 広島のドラフト1位・斉藤優汰投手(18)=苫小牧中央=が7日、由宇練習場での2軍残留練習に参加し“黒田流”でフォームを確かめた。全体練習後、約80メートルの遠投で腰の回転などをチェック。日南キャンプで指導にあたった黒田博樹球団アドバイザー(48)も遠投の重要性を選手に説いており、フォームを固め、安定して力のあるボールを投げ込んでいく。

 力強い放物線だった。野手の打撃練習が終わり、誰もいなくなったグラウンドで斉藤が遠投を繰り返す。距離は次第に約80メートルにまで伸びた。体全体を大きく使いながら20分以上、一球一球を丁寧に投げ込んだ。

 「遠投だと、自分の感覚では割と楽に強い球を投げられる。遠投の感覚を普段のフォームにも持っていけるようにと思ったので、やりました」

 特に意識したのは腰の動かし方だ。この日入ったブルペンでは、クイック時の投球になると制球が乱れた。終盤に腰を意識的に回して腕を振ると「良い球を投げられた」。その感覚を確かなものにするため、自ら志願して長い距離を投げた。

 日南キャンプでは、黒田球団アドバイザーが岡田などに遠投の重要性を説いていた。ブルペンとは違い、体を大きく使うことでフォームを見つめ直せるためだ。“黒田流”の調整方法。若鯉は「これからもやっていきたい」と力を込めた。

 2月26日には母校・苫小牧中央での卒業式に参加。渡辺監督やチームメートなど、多くの人と久しぶりに再会し、背中を押された。

 「まずは体づくりが大事だと思う。柔軟性を含めてしっかりとやっていきたいです」

 大きな投手になるために、一歩ずつ着実に歩みを進めていく。

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