カープ中継ぎ陣 無失点リレー 五回島内から5人が栗林へつないだ

 「広島6-4巨人」(28日、マツダスタジアム)

 球場全体を大きな拍手が包んだ。九回2死。広島・栗林が中田を空振り三振に仕留め試合が終わる。ブルペン陣6人が無失点でつなぎ、もぎ取った白星。佐々岡監督は「何とかしのいだ」と目尻を下げた。

 大道が4回5安打4失点で降板。中継ぎ陣に勝利のバトンが託された。五回は島内と塹江で無失点。その後はターリー、森浦が任された役割を果たした。

 6-4で迎えた八回。イニング別失点が最も多く、シーズン序盤から課題とされた“鬼門”を託されたのは、新型コロナウイルスに感染し、この日が復帰登板となった矢崎だ。

 復帰戦だけに、首脳陣は右腕起用を思案した。それでも「腹をくくって(マウンドに)上げた」と指揮官。無死満塁を切り抜け、守護神へとつないだ。矢崎は「満塁になった状況は変わらない。目の前の1球を集中した」と振り返った。思いを込めた22球だ。

 シーズンは佳境を迎え、首脳陣は救援陣をフル稼働させる方針を打ち出している。右腕は「力を尽くして、チームの一員として0に抑えるのが仕事。与えられた場面で全力を尽くすだけ」と救援陣の思いを代弁した。Aクラス争いを勝ち抜くため腕を振り抜く。

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