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広島浮沈のカギを握るのは?新旧最多勝投手の立ち直り~北別府氏が修正点指摘

 広島・大瀬良大地投手(31)の調子が芳しくない。7月は1勝2敗で、その2敗は序盤の三回までに降板する不振ぶり。デイリースポーツウェブ評論家の北別府学氏は「今は間合いがとれず、投げ急いでいるように見える」とピッチングの“ずれ”を指摘した。

◇  ◇  ◇

 大瀬良がなかなか本調子にならないね。ボール先行になることが多く、そのため1人の打者への投球数が多くなった末につかまってしまう。

 以前は、そういう状態でも投げていくうちに立ち直り“さすが”という姿を見せていたのに、今は立ち直らないまま降板することが目立つね。

 大瀬良ほどの選手が投球動作の中でうまく間合いがとれず、投げ急いでいるように見える。腕が回ってくるまでに上体が出てしまっているね。

 本当に微妙なタイミングなんだけど、悪くなると直すタイミングがつかめないまま捉えられてしまう。

 特に感じるのは高めに外れるボール球が多い点。投球の際、下半身が待ってくれるとボールは低めにいくが、待てないと浮いてしまう。

 本人もいろいろ考えて投げていると思うが、ベテランほど考え込んでしまうもの。責任感ゆえにね。タメを作ろうとか、分かっていても、なかなかできないことがあるから歯痒い。

 状態のいいときは、ゆったりとしたフォームで、余裕を持って投げることができるだけにね。

 長い間、やっていれば、こういうシーズンもあるが、大瀬良の場合は2年前に右肘の手術を経験しているせいか、かつてのような“手も足も出ない”という投球は影を潜めている。

 しかし、彼ほどの立場になれば、どういう状態でも“計算できる”老獪な投手であってほしい。その日の調子次第で結果が変わるような投手ではないのだから。

 例えば投球フォームの修正や、感覚のずれを試合の中で“戻す”工夫は大瀬良ならできるはず。調子が落ちている時は難しいことだけど、彼は並みの投手ではないんだからね。

 もうひとり、気になる投手がいる。それは九里。大瀬良は悪いなりにも7勝(6敗)しているが、九里はまだ4勝(7敗)でしょう。2試合リリーフ登板するなど、苦しんでいるね。

 今の九里は右打者の内角へ投げた球に怖さがない。おそらくシュートを投げているのだと思うが、ギリギリのコースに決まっても詰まった打球が少ない。

 ボールにキレがないのは今までの疲労の蓄積だろうね。遠投などで回転のいいボールを投げる練習をするなど工夫してみたらいい。

 大瀬良は投げ急がず間合いをとる工夫。九里はボールにキレを取り戻す工夫。床田が負傷して戦力ダウンは必至だけに、この2人に一刻も早く立ち直ってもらわないと、カープの追い上げは期待できない。

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