広島 秋山翔吾 2安打デビューも「内容はまだ全然」声出し役は「堂林が僕に振った」

 3回、適時打を放ち、塁上で笑顔を見せる秋山(撮影・高部洋祐)
試合前、円陣の中心であいさつする広島・秋山翔吾=バンテリンドームナゴヤ(撮影・高部洋祐)
 6回、右前打を放つ秋山(撮影・高部洋祐)
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 「中日9-2広島」(8日、バンテリンドーム)

 広島の秋山翔吾外野手が、日本球界復帰戦を2安打1打点で終えた。

 この日、1軍に初昇格し「3番・左翼」でスタメン出場。2打席目の三回2死一、二塁で中前適時打を放った。六回の先頭では右前へ運び複数安打を記録した。

 日本での1軍レギュラーシーズン出場は、西武時代の19年9月26日楽天戦以来、1016日ぶり。安打と適時打は、同年同月24日のロッテ戦以来、1018日ぶりだった。

 試合後、秋山の主な一問一答は下記の通り。

 -0-2の三回2死一、二塁。あの場面のでいい1本が出た。

 「そうですね、結果として良かったですし。1打席目の感じからすると、だいぶ、何だろ、ちゃんとしたタイミングで振りたいなというのがあったので。あれが空振りでも良かったんですけど。ラッキーでしたね。抜けたところが」

 -振り切ったから抜けた。

 「結果的にそうなったというだけですよ。そんな狙い球をきっちり打ったという感じじゃないし、ほぼ打たされている感じでしたけど、ビハインドのところから1点を返せたというところが良かっただけで、内容はまだ全然」

 -初戦で1本出るのと出ないのとでは違う。

 「全然違いますね。ちょっと球場の見え方が変わりました」

 -赤い左翼スタンドの近くだった。ファンの存在は感じたか。

 「もちろん視界に入っていました。いま声援がなかなかできないということで、ファンの方もいろいろ難しい中で応援してもらっているというのもありましたし、ああいう赤の一角だったり、球場の中で見ると、すごく心強いなと思いました」

 -試合前の円陣では声出し役だった。

 「堂林が僕に振ったので。あした以降は分からないですけど、あしたは(中日の先発が)大野なんで、また違う気持ちというか、頑張ります」

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