「楽天１－３広島」（７日、楽天生命パーク宮城）

　広島は五回に会沢、野間の連続適時打で２点を先取。八回は相手失策に乗じて追加点。投げては先発の床田が７回２安打１失点の快投でリーグトップに並ぶ６勝目をマークした。

　佐々岡真司監督は試合を振り返り、「床田のピッチングに尽きるでしょうね。３年前にボコボコにされて、床田に『３年前のそれを返せ』と、『今年の床田はボールが違うんだ』と、そういう話はしました」。３年前の楽天戦で５被弾、７失点でＫＯされた屈辱を晴らせと指示したことを明かした。

　期待に応える好投に「今年は本当、ずっとね。真っすぐも変化球もしっかり腕が振れて、真っすぐが生きれば変化球が生きると思うし、テンポ良くナイスピッチングです」と絶賛した。

　前回も４連敗、今回も３連敗とチームの連敗ストッパーになった。。「いい形でチームを引っ張ってくれていると思う」

　信頼の厚さから六回で１０５球を数えていたが、七回も続投させた。

　「六回の投球を見てですけど、球数、まだまだいけるという気持ちで七回いかせました」

　打線はこれまで１度も勝てていなかった田中将を打ちあぐねたが五回に集中打。

　「相手の田中投手もさすが、変化球を低めに集められて、打ちあぐねていたんですけど、チャンスをつないで（中村）奨成のバントのミスを会沢、野間がしっかりかえしてくれて、奨成も助かったし、チームも助かった」

　つなぎの野球で連敗を止めた。

　「なかなか長打とかないんで、つないでつないで、バント。まだまだミスもある。しっかりとやらないとこういう僅差はモノにできないんで、もう１度そこは引き締めていきたいと思います」

　これで交流戦は４勝９敗となった。