広島・西川 オープン戦初打席から御礼打 1万人超すファンから大拍手 守備でも躍動
「オープン戦、広島1-2西武」(5日、マツダスタジアム)
1万人を超える本拠地のファンは打席に向かう広島・西川龍馬外野手を大きな拍手で迎えた。お礼とばかりに、初回の打席ではカウント1-1から隅田の高め149キロをきれいに中前にはじき返す安打を放った。
「ホンマにたまたまです。タイミングが合ったというか、まだ自分のタイミングで打てていない。今年実戦で初めての左投手だったんで」
キャンプ直前に新型コロナウイルスに感染し、出遅れた。キャンプは2軍。実戦はわずか3打席しか立っていなかった。そんな中で、結果を残すのはさすがヒットメーカーといったところか。
守備も左翼で先発しながら途中から中堅に移った。六回には山川の大飛球を好捕する場面もあった。
「(グラブに)入りましたね。アレは入った。風もあったんで追いながら出したら入りました」
まだオープン戦。調整段階でもある。一つのプレーに一喜一憂する時期ではない。
「実戦も少ないんで。試合で試合勘を戻せればいいかなと思います」
昨季のレギュラーの復帰をファンも待っていた。歓声の大きさが期待の高さを物語る。
「もちろんありがたい。そういう期待に応えられたらいいかなと思います」
ここから開幕に向けギアを上げていく。