広島・松山 現状6キロ体重減 復活計画「もう一回、クリーンアップを」
広島の松山竜平外野手(36)が25日、“巻き返しボディー”で今季は打線の中軸を担うことを誓った。7日から21日まで鹿児島県内で後輩の林と自主トレを実施。ウエートトレーニングなどにも励み、シーズン終了後から6キロの減量に成功した。今後も動ける体を目指して減量を継続する考えで、不完全燃焼に終わった昨季の悔しさを晴らすべく、自慢のバットで存在感を示す。
力を注いでいる自己改革は、徐々に形として表れている。松山はマツダスタジアムに隣接する室内練習場でキャッチボール、ノック、フリー打撃などで汗を流した。ノックでは軽快なフットワークを披露。「体は軽くなって、動きは結構いいかな」と笑顔を見せた。
鹿児島県内で行った自主トレでは例年以上にランニング、ウエートトレ、守備練習に時間を割いた。「体を絞りたいと思った。しっかり動けるように。とにかく動いて体を作り上げようと」と狙いを説明。昨季終了後から減量し、今後も継続する。元の体重は明かさなかったものの、現時点で6キロ体重を減らした。“巻き返しボディー”を作り上げ、今季への準備を整える。
昨季は85試合の出場で、打率・263、2本塁打、29打点。後半戦は代打出場が多かった。体のキレが失われている実感があり、自主トレ期間は体作りに着手した。長打を求めて感覚にズレが生じた打撃フォームも、構えからバットの軌道に至るまで修正。長打ではなく確実性の向上を目指して、自らの打撃を完成させていく。
キャンプは2軍スタートとなったが、オープン戦からの1軍合流を目指して調整を行う。「もう一回、しっかりクリーンアップでチームを引っ張っていけるように」。“復活計画”を進め、プロ15年目の今季は打線の中心にどっしりと座る。