広島・大瀬良 4年連続開幕投手へ肉体改造 愛妻もドン引きのムキムキ下半身 

 自主トレを公開した大瀬良。下半身のムキムキぶりが充実度を物語る(撮影・立川洋一郎)
 走り込んで汗を流す大瀬良
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 広島・大瀬良大地投手(30)が21日、マツダスタジアムで自主トレを公開した。森下らと6~19日まで行った沖縄合同自主トレでは下半身を鍛え上げて、体脂肪は2%減ながら筋量は2キロ増の肉体改造に成功。変身したムキムキボディーで、球団では03~07年の黒田博樹以来となる4年連続開幕投手を狙う。

 エースに笑顔があふれた。大瀬良は室内練習場でキャッチボール、ノックを受けた後、グラウンドに出て50メートルのインターバル走20本のメニューを軽快にこなした。黒いトレーニングウエアのせいか、一見すると痩せて見えた。

 「体重は1、2キロぐらいは増えてる。締まって見えたんじゃないですかね」

 聞けば体重はシーズン中の一番軽い時期に比べて4キロ増の89キロ。体成分分析装置のインボディーで測定すると「体脂肪率は13%、筋力は72キロぐらい。シーズン中よりは筋量は2キロぐらい増えて、体脂肪は2%ぐらい落ちている」とパワーアップしたと明かした。

 森下、大道、戸田、山口と共に行った沖縄合同自主トレ。3クールの中で股関節、尻回りなど、下半身を徹底的に鍛え上げた。昨季は右ふくらはぎを痛め途中離脱。その経験から追い込んだ。

 「ふくらはぎをけがして夏場にお尻回り、股関節回りを重点的にトレーニングをして、後半は割と納得できるボールが多く投げられるようになった。そういうところで重要性を強く感じました」

 トレーニングの成果は意外なところで表れた。

 「風呂上がりに妻に『足の形が変わってきているけど、どうしたの?スジ張って。こんな形じゃなかったよね』とドン引きされました」

 2週間弱で目に見えるほど下半身はムキムキになっていた。

 昨年オフには国内FA権を行使せず残留。3年契約を結んだ。今季からは選手会長にも就任、エースとして責任感はよりいっそう強くなった。

 昨季まで3年連続で務めてきた開幕投手について、佐々岡監督は森下、九里と競わせる方針を明言している。大瀬良はもちろん簡単に譲る気持ちはない。

 「もう一度あのマウンドに立ちたい思いもある。いい投手もたくさんいる。いい競争の中で勝ち取れるように頑張りたい」

 4年ぶりの優勝へ、肉体改造に成功した右腕がけん引する。

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