広島・栗林が最終戦でプロ初被弾 宮本に大ファウル打ち直しでまさか 37セーブは飾る

 9回、宮本(左)にソロを浴びる栗林(撮影・西岡正)
 ヤクルトに勝利し、佐々岡監督(右)に迎えられる栗林(撮影・西岡正)
 9回に登板し力投する栗林(撮影・西岡正)
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 「ヤクルト7-9広島」(1日、神宮球場)

 九回に登板した広島・栗林良吏投手(25)が新人最多タイの37セーブを挙げて今季最終戦を終えた。

 3点リードの九回、先頭の宮本に右翼スタンドへソロを浴びて、53試合目の登板で初被弾。3球目を捉えられた打球は、右翼ポール際への大ファウル。高津監督がリクエストしたが、わずかにポールの右側を通り判定通りファウルとなった。

 直後の4球目で再び右翼への大飛球が本塁打。宮本は今季1号で栗林にとっては最終戦、196人目の打者に初めて許したプロ初被弾。「最後に課題が出た、いい試合になったかなと思います。来年こそ、ああいういい流れのまま試合をしっかり終われるように」と誓った。

 その後のピンチを抑えて09年・岩瀬(中日)に並ぶ20試合連続セーブと、15年にDeNA・山崎康がマークしたプロ野球の新人最多セーブ記録、37セーブに並んだ。「セーブ数というよりは、セーブ機会で1回も失敗しなかった。自分の中では与えられた仕事を100%できたのかなと思う」。

 あらゆる記録を打ち立てた1年目。「守ってくださった、点をとってくれた野手の皆さん、首脳陣の皆さんに感謝して来季もやりたいと思います」と、うなずいた。

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