阪神・ガルシア 球団助っ人初!来日初安打が満弾 3打席連続三振から13打席目で「最高の結果」

 「DeNA11-7阪神」(5日、横浜スタジアム)

 敗戦の中にも光はあった。阪神は新外国人のデルミス・ガルシア外野手(28)が球団外国人野手では初となる、1軍初安打を満塁本塁打で飾った。8点を追った八回無死満塁で、変化球を豪快に左翼席へ運んだ。大量失点で劣勢を強いられたが、新戦力が一矢報いた。8月初の連敗で2位の巨人に1ゲーム差に詰め寄られたが、3連戦3連敗は阻止する。

 横浜の夜空に希望のアーチを描いた。どこまでも伸びていきそうな勢いで、左翼席上段へ放り込んだ。新外国人・ガルシアの待望の1軍初安打は満塁本塁打。「初ヒットが満塁弾というのは、正直うれしいね」。目の覚めるようなグランドスラムで猛虎打線に光を差し込んだ。

 8点ビハインドの八回無死満塁。諦めムードを一変させた。1ストライクからマルセリーノのスライダーを強振。怪力自慢の触れ込み通り、飛距離117・3メートルの特大弾をぶち込んだ。「とにかく1点でもと思ったんだけど、あの打席は最高の結果になって良かったよ」。どうだとばかりにダイヤモンドを一周した。

 この日は2度目のスタメン起用。相手先発の東には3打席連続三振と苦しめられた。四国ILp高知から阪神移籍後は1軍では12打席連続無安打。もう後がない状況だった。そんな中で飛び出した、あいさつ代わりのアーチ。外国人選手の1軍初安打が満塁本塁打は球団初。球団史に名を残す、豪快な一発となった。

 ドミニカ出身の28歳。2022年にはMLBで5本塁打を放ったが、今年から新天地として選んだのが日本の高知だった。40試合で18本塁打を記録し、四国ILpのシーズン記録を更新。日本のアニメや文化を愛し、ジャパニーズドリームをつかもうとしている。阪神とも単年契約で年俸6万ドル(約972万円)という格安契約だが、夢だったNPB入りを果たした。

 記念球も手元に返ってきた。「ありがたいことに返してもらえたから、大事にしようと思っているよ」。左翼の一角しかない、黄色に染まったタイガースの応援席に放り込んだのも何かの縁だろう。「試合の結果は残念だけどね」と次こそは勝利につながる一撃を約束した。

 チームは連敗で2位の巨人には1ゲーム差と詰め寄られた。後半戦では初となるカード負け越しも決定。同一カード3連敗だけは避けるため、また助っ人が打線の鍵を握りそうだ。「日々、何かを学びながら成長したいと思ってるよ。どの試合もたくさんのファンが熱狂している中でプレーをさせてもらっている。とにかく日々、学びたいという気持ちで挑んでいるんだ」。勤勉で、パワーが魅力のドミニカンが優勝のピースになろうとしている。

 ◆1軍初安打が満塁本塁打 他球団で1軍初安打が満塁アーチだった外国人選手はセ・リーグでは巨人・マックが1995年4月11日・横浜戦でマーク。パ・リーグでは西武・ジンターが99年5月14日・オリックス戦でかっ飛ばしている。ちなみに、75年にロッテから入団テストで阪神に加入したアルトマンは移籍後初アーチが満塁。なお、2リーグ分立後、阪神日本人選手でプロ初本塁打が満塁弾だったのは山脇光治(86年4月26日・中日戦=甲子園)、塩谷和彦(96年10月9日・中日戦=甲子園)、伊藤隼太(12年9月27日・ヤクルト戦=神宮)が記録。

野球スコア速報

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス