広島・新井監督 またも3連勝の壁 11度目の挑戦も完封負け 6日はピースナイター「野球ができることに感謝して」
「広島0-4巨人」(5日、マツダスタジアム)
広島が、今季10度目の完封負けを喫した。巨人・井上の前に、七回まで無得点。八回以降は中川、田中瑛、森田の継投に封じられた。開幕カード以来の3連勝は、11度目の挑戦でもはね返され、借金は再び14に戻った。6日はピースナイターとして開催される。広島にとっては特別な一日となるだけに、勝利で飾りたい。
ため息が球場を包んだ。0-4の九回2死一塁。森田のフォークに、好調の佐々木のバットが空を切った。空振り三振で、スコアボードに9個の0が並んだ。巨人の7安打を上回る8安打を放ちながらも、今季10度目の完封負け。新井監督は「捉えた当たりも多かったけど。いい投手なので」と、井上を攻略できなかった攻撃陣について振り返った。
最初のチャンスは二回だ。小園、佐々木の連打で1死一、二塁とした場面で、石原は遊ゴロ併殺打。2球で追い込まれ、フォークで打ち取られた。石原は「ゲッツーが一番ダメな場面。後手に回った」と唇をかんだ。
0-3の七回は、先頭・坂倉の右前打をきっかけに、佐々木が左前へ運び2死一、二塁とした。新井監督は、前日4日の試合で、同点につながる三塁打を放った秋山を代打起用。勝負手を打ち、ベテランの一打に期待したが二ゴロに。八回以降は中川、田中瑛、森田の継投の前に封じられた。
開幕カード以来の3連勝は、11度目の挑戦でも成し遂げられなかった。新井良打撃コーチは「紙一重のせめぎ合いだった。状態が上がってきている選手も多い」と前を向いた。その上で「負けてしまったという悔しさを明日、どうぶつけるか。パフォーマンスにぶつけていくかっていうことが大事」とナインを鼓舞した。
2カード連続での勝ち越しを目指す第3戦は、広島にとって大事な1日となる。1945年の原爆投下から81年目となる8月6日だ。ピースナイターとして行われる一戦は、首脳陣と全選手が背番号「86」のユニホームを着用。胸には、「PEACE」の文字と虹色のラインが描かれ、背面には虹色の折り鶴がデザインされている。
新井監督は「特別な日なので、野球ができることに感謝して、試合に臨みたい」と話した。この日2安打した佐々木は「常に感謝の気持ちを持ってやっている。明日は特に大事な日。勝って、その日を締めくくれれば」と力を込めた。
広島の復興とカープは、歩みを伴にしてきた。プレーボールを迎えられる平和の尊さ。その重みを胸に刻み、全員で勝利へと立ち向かう。
◆またしても3連勝ならず 広島は3連勝した中日との開幕カード以降、今回が11度目となる3連勝への挑戦だったがまたも失敗。なお、広島の今季最長連勝は3連勝で12球団ワースト。
