広島・鈴木誠が自虐的お立ち台「大嫌いな得点圏でまわってきて」しっかり勝負強さ

 お立ち台で笑顔を見せる床田(左)と鈴木誠
 8回、左中間へ二塁打を放つ鈴木誠(撮影・立川洋一郎)
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 「広島2-0巨人」(21日、マツダスタジアム)

 決勝タイムリーを放った広島・鈴木誠が、自虐的なヒーローインタビューでファンを沸かせた。

 六回、1死一、二塁のチャンスで打席を迎え、山口から中前へタイムリーを放ったが、「僕の大嫌いな得点圏でまわってきて、みなさんどうせ打たないだろうと思っていたと思うんですけど、期待を裏切れてよかったです」と語った。

 この試合前の得点圏打率は・266。今季を通じての打率は・312だったため、確かに得点圏では打率が下がっている。こうした状況を踏まえて「得点圏で僕が入るとえーって声が聞こえるので、『見たか!』って感じで良かったです」としてやったりの鈴木誠だった。

 なお、同じく試合前の段階で得点圏の中でも一、二塁に限れば打率は24打数8安打、打率は・333と悪くない。また、満塁では7打数4安打の・571と結果を残している。

 三塁では・100(10の1)、一、三塁の・125(8の1)。二、三塁は2打数0安打だが、このケースだと、鈴木誠は11打席のうち6四球で、うち故意四球が4つ。犠飛は2つある。

 得点圏打率は確かに勝負強さを表す一つの指標にはなるが、ケースごとに求められる役割が異なることや、そもそもの母数が通算の打率より少ないことなどは考慮する必要がある。

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