広島、高校生ドラフト1位指名候補に明桜・風間球打 白武スカウト部長「上位に」

 広島は21日、広島市内の球団事務所でスカウト会議を開き、高校生の指名候補を77人から37人に絞った。今秋ドラフト候補の目玉で、最速157キロ右腕のノースアジア大明桜・風間球打投手(17)を1位候補としてリストアップ。夏の甲子園に出場するなど評価を上げた剛腕とともに、市和歌山・小園健太投手(18)、高知・森木大智投手(18)の名前も挙がった。

 高校生離れした快速球を投げ込む姿に熱視線が注がれた。今年3度目のスカウト会議。松田オーナーら球団首脳と担当スカウトが出席し、高校生の指名候補を77人から37人に絞り込んだ。全国の“原石”の中から最速157キロ右腕・風間が1位候補に浮上。白武スカウト部長が明言した。

 「小園、森木、風間。この3人が上位(指名)になるんじゃないか」

 風間は夏の甲子園に出場しており、15日の1回戦・帯広農戦で初戦を突破した。先発して今大会最速となる150キロを計測。9回2失点で10奪三振と大舞台でも能力の高さを示して勝利に貢献した。

 今後は風間ら高校生の候補と、即戦力候補を比較しながら1位指名候補を絞り込んでいく。同部長は「現時点で高校生は(小園、森木、風間が)1位で分かれるかなと。ここに大学、社会人が入ってくると、どうなってくるか」。今後はチーム事情なども含めて戦略を練る。

 スカウト会議では風間ら17人は、地方大会、甲子園の映像でも現状を確認。野手の補強ポイントである右の強打者では千葉学芸・有薗直輝内野手(18)、昌平・吉野創士外野手(17)もチェックした。次回のスカウト会議は10月上旬に開く予定。風間らの動向に目を凝らしつつ、将来の広島を託す逸材を見極めていく。

 ◆風間球打(かざま・きゅうた)2003年10月11日生まれ、17歳。山梨県甲州市出身。右投げ左打ち。投手。183センチ、80キロ。奥野田小1年から奥野田スポーツ少年団で野球を始め、同4年から塩山南少年野球でプレー。塩山中では笛吹ボーイズに所属。ノースアジア大明桜では1年春からベンチ入り。50メートル走6秒9、遠投100メートル。球種はスライダー、カーブ、フォーク、チェンジアップ。

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