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ノースアジア大明桜・風間「記録作りたかった」4回ノーノーも降雨ノーゲーム

 「全国高校野球選手権・1回戦、ノースアジア大明桜(降雨ノーゲーム)帯広農」(12日、甲子園球場)

 1回戦4試合が予定されていたが、第1試合の四回終了時点で降雨ノーゲームとなり、13日に順延された。今秋ドラフトの目玉で最速157キロ右腕・ノースアジア大明桜(秋田)の風間球打(きゅうた)投手(3年)は、4回無安打無失点、毎回の4奪三振と大器の片りんを披露。思わぬ水入りに「そういう(無安打無得点試合)記録も作りたかった」と言いつつも、切り替えて仕切り直しの一戦に向かう。

 雨が降りしきり、マウンドがぬかるむ中でも風間は淡々とアウトを積み重ねていった。四回まで完全に封じ込め、許した走者は2四死球の2人のみ。「そういう記録も作りたかった」と、夏の甲子園では1998年の横浜・松坂大輔(現西武)以来、史上24度目のノーヒットノーランをも期待させるムードを漂わせた。

 憧れの舞台で「緊張もしました」という言葉とは裏腹に、適応能力を発揮した。三回からは「とっさに考えました」と従来のノーワインドアップ投法をやめ、走者がいなくてもセットポジションで投球。制球とバランスを重視し、勝利を追い求める姿勢を貫いた。

 今夏の秋田大会後は休養を優先し、関西入り後も投球練習は10日の一度のみだった。「ちょっと腕の振りが弱かったのかな」と本調子ではない分、変化球主体。ただ、今大会ではここまでの最速となる149キロを初回にたたき出すなど、持ち味の球威も示した。

 バックネット裏からの評価は揺るぎない。「力を抑えた投球もできるのはさすが。ドラフト1位の選手でしょう」と巨人・榑松スカウト部次長。阪神・葛西スカウトも「いい状態で甲子園に入ったと思う」と仕切り直しでのパフォーマンスに期待を込めた。

 大会ナンバーワン投手との呼び声が高い本人も「気を引き締めて次の試合に臨みたい」と油断はない。コロナ禍で甲子園練習が中止となったことを考えれば最高の“デモンストレーション”。この日投じた55球を、偉業への再挑戦に生かす。

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