広島・玉村 好投7回2失点 3勝目スルリも佐々岡監督「試合つくってくれた」

 「ヤクルト4-3広島」(9日、神宮球場)

 3勝目を手にすることはできなかった。それでも初登板の神宮で、広島・玉村が存在感を示した。7回5安打2失点。球数は今季最多の119球を数えた。「初登板のときと比べると、試合をつくれている」。粘り強く投げ先発の責任を果たした。

 攻めた。村上は3打数無安打。初回1死一、二塁は左飛に打ち取り、五回1死一、二塁も二ゴロ併殺打だ。

 神宮は狭い。失投がすぐさま一発に結びつく。四回には身をもって体験。オスナに甘く入った変化球を右翼席へ運ばれた。

 「中途半端な投球はしないように」。登板前の意気込み通り、気持ちを切り替える。腕を振り抜くことだけを意識した。

 初登板から3連敗を喫したものの、登板4試合目以降は黒星がない。2年目ながら安定感のある投球が光る。佐々岡監督は「七回まで試合をつくってくれた」と振り返った。

 東京五輪を挟んで迎える後半戦もローテの一角を担いそうだ。「初回に四球を2つ出した。やっぱり入りをしっかりしないといけない。(失点した)七回も、もう一踏ん張りしないといけない。そこはまだまだ甘い」。20歳の若鯉は反省を忘れなかった。課題を1つずつ克服しながら成長を続けていく。

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